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注文住宅のお風呂。最近では「システムバス」という呼び方になっていますが、一日の疲れを癒してくれたり、目覚めの朝風呂など、マイホームに無くてはならない存在ですよね。
システムバスをどのメーカー製にしようか、ダウンライトや浴室テレビ、アクアジェットなどのオプションを付けるか付けないか、悩んでしまう方も多いと思いますが、同時に注目して欲しいのが「浴槽の素材」です。
システムバス浴槽の素材は、大きく「FRP浴槽」「人工大理石浴槽」「人造大理石浴槽」「ホーロー浴槽」「ステンレス浴槽」「木製浴槽」の6種類に分かれています。
こちらの記事では、最もポピュラーで普及している「FRP浴槽」の概要や特徴、メリット・デメリットについて書いています。
システムバスを選ぶ際の参考になれば幸いです!
【システムバス浴槽の種類と素材】FRP浴槽とは?
お風呂が大好きで、毎月3~4回は「スーパー銭湯」に訪れている私ですが、マイホームのお風呂も豪華に、リラックスして入浴したいわけです。
足を伸ばせるか伸ばせないかも大きいですが、「浴槽の大きさ」については、下記の記事にて詳細を書いています。
住設メーカーの豪華なオプションに目を奪われがちですが、システムバスの詳細を調べていく内に「浴槽」にも様々な種類がある事が分かりました。
FRP浴槽の特徴や強み メリット・デメリットについて
「FRP(エフアールピー)」とは、「Fiber(ファイバー) Reinforced(リーンフォースド) Plastic(プラスチック)」の略となり、「繊維強化プラスチック」と呼ばれています。
聞きなれない言葉で、横文字にすると何となく格好良く見えますが、実は一般的に最も普及している浴槽で、ガラス繊維にポリエステルやエポキシなどの、樹脂素材を混ぜて作られています。
マンションや、比較的築年数が経過したお家(実家とか)でしたら、「FRP浴槽」の事が多いでしょうし、多くの方にとって馴染みのある浴槽素材ではないでしょうか。
FRP浴槽のメリットについて
浴槽の他に、ヨットなどの小型船舶の船体や船底、貯水タンクなどにも使われています。
FRP浴槽のメリットは大きく分けて3つです。
1.軽量で頑丈
2.バリエーションが豊富で価格が手頃
3.メンテナンスや補修が比較的容易で安価
「軽量」であるにも関わらず、耐久性や防水性が高くて、メンテナンスも比較的容易。そして他の素材に比べて「価格が安い」のがメリットとなります。
1.軽量で頑丈
自由に設計を楽しめる注文住宅ですが、間取りや導線の事を考えて、2階にシステムバスを設置されたい方も、最近では少しずつ増えてきているようです。
木造建築の場合、重い浴槽ですと床組を強化するなどの対策が必要となりますが、軽量で頑丈な「FRP浴槽」なら、比較的2階~3階でも、設置しやすいようですね。
2.バリエーションが豊富で価格が手頃
他の素材と比べると「価格がリーズナブル(種類によりますが)」な事もあってか、ストレートラインやワイド浴槽などの、浴槽の形やカラーなど、豊富に種類を用意してくれているメーカーが多く、自分好みのシステムバスにしやすいのもメリットですね。
※タカラスタンダードのシステムバス「リラクシア」FRP浴槽仕様。4種類のカラーと3つの形状が選択可能との事でした。
具体的な価格となると、FRP浴槽でもピンからキリまであって、一概には言えませんが、「人工(人造)大理石」「ステンレス」「ホーロー」と比べると、ほぼ確実に、10万円単位で費用を抑える事が可能となっています。
3.メンテナンスや補修が比較的容易で安価
FRP浴槽自体は、ガラス繊維に樹脂素材を混ぜて作られていると書きましたが、浴槽の表面を保護するために、「塗装」が施されている事が一般的。
FRP浴槽に限らず、一般的に「浴室全体の寿命は15~20年程」ですが、掃除方法や使用状況によっては、早いうちに塗装が剥がれたりキズが付いたりします。
小さなキズや多少の劣化ならば、その部分だけを補修するだけで良く、費用を抑えやすいというのが、FRP浴槽のメリットとなります。
FRP浴槽のデメリットについて
メリットもあればデメリットもあるのが世の常ですね。
FRP浴槽のデメリットは大きく分けて3つです
1.表面の塗装が剥がれると汚れが目立ちやすい
2.人口(人造)大理石製と比べると地味で高級感に欠ける
3.他の素材に比べると耐久面に不安あり
FRP浴槽のデメリットをまとめると、「汚れが目立つ」「高級感に欠ける」「耐久性が低い」などがあるようです。
1.表面の塗装が剥がれると汚れが目立ちやすい
表面の塗装が部分的に剥がれたりキズが付くなどすると、明らかに目立ってしまうのです。
現在、我々夫婦が住んでいるマンション、FRP浴槽のお風呂を3年程使用していていますが、汚れやキズは殆どないですし、実家のFRP浴槽は10~15年近く使用していますが、そこまで劣化しているようには見えません。
※マンションのFRP浴槽 毎日使用していますが、汚れやキズは殆ど無いです。
最終的には「日頃のお手入れ」が大事という事ですね。
2.人口(人造)大理石製と比べると地味で高級感に欠ける
FRP製の浴槽は良くも悪くも普通で、人工(人造)大理石製の浴槽と比べると、質感や高級感に欠けて見える事が多いようです。
人によるというか、好みの問題かと思いますが、この点はショールームに行って見比べるとよくわかりますね。浴室全体を特別な空間にしたい私にとって、FRP製は少々パワー不足に感じてしまうのです。
3.他の素材に比べると耐久面に不安あり
メリットの部分で、「軽量で頑丈」と書きましたが、普段の使用は問題ないとしても、長年使用していく上での「耐久面」という点では、他の浴槽素材(主にステンレスなど)と比べると、傷みやすく劣化しやすいデメリットがあります。
劣化しやすいといっても、普段使いで乱雑に扱わず、掃除などをマメに行えば、そこまで大きな差は生まれてこないのも事実です。
どの素材でも、しっかりと掃除とメンテナンスを行う事によって寿命を延ばせるという事ですね。
他の浴槽についてはコチラ!
「人工(人造)大理石」「ホーロー浴槽」「ステンレス浴槽」「木製浴槽」についてのまとめ記事となります。
他の浴槽紹介記事のリンク記事となっていますので、もしよろしければ!
まとめ 浴槽の種類 それぞれに一長一短あり
大阪の住宅メーカー「泉北ホーム」のプレミアムパッケージで契約を行い、家づくりを本格的に開始していますが、注文住宅の楽しみの1つに「住宅設備の決定」があります。
何十年も使用していく事になるシステムバスですが、浴槽だけでも様々な種類があることに驚きました。
近年の「FRP浴槽」は、ひと昔前のと比べても改良が進み、バリエーションも豊富で、耐久面の心配も年々減ってきているようです。
特にこだわりが無ければ「FRP浴槽」を選んでも全く問題なく、最終的には好みと予算の問題になってくると思いますが、皆様もぜひ浴槽の素材の種類、特徴や強みを見比べて、納得できるシステムバスを完成させてください!
さてさて、ここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/