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注文住宅の醍醐味の1つとなる「住宅設備の決定」ですが、個人的に最も気になっているのが「システムバス」
「浴室テレビ」や「ジャグジー」など、色々なオプションを付けて理想のお風呂を目指したい所ですが、同時に注目して欲しいのが「浴槽の素材」です。
システムバス浴槽の素材といっても、大きく「FRP浴槽」「人工(人造)大理石」「ホーロー浴槽」「ステンレス浴槽」「木製浴槽」の6種類に分かれていますが・・
こちらの記事では、「木製浴槽」の特徴や、メリット・デメリットについて書いています。
皆様の参考になれば幸いです!
【システムバス浴槽の種類と素材】木製浴槽の特徴について
お風呂が大好きで、毎月2~3回以上はスーパー銭湯に通う私ですが、「ヒノキ」などの木製浴槽で作られたお風呂には、昔から憧れがありました。
「自宅でも温泉気分を味わいたい」
そんな希望を叶えてくれるのが「木製浴槽」なのです。
木製浴槽の形状は2種類
「FRP浴槽」や「人工(人造)大理石浴槽」が中心となる、「リクシル」や「TOTO」などの大手住宅設備メーカーでは、「木製浴槽」を選べない事が多いです。
新築の住宅より、どちらかと言うと「リフォーム」で、木製浴槽に変更される方が多いようですが、木風呂を制作している専門の業者に依頼する形となります。
桶風呂
「木製浴槽」の形状は大きく「2種類」に分けられています。
そのうちの1つが、現在では見る機会が減ってきているのが、手桶を大きくしたような形の「桶風呂」です。
五右衛門風呂というか、スーパー銭湯などにある「壺湯」というか、少しレトロな雰囲気が、良い味を出していますね。
ただ余程古いお家でないと、残念ながら見る機会はないでしょう。
箱風呂
四角い箱のような形をしていて、他の浴槽と殆ど同じ形となるのが「箱風呂」です。
大きな木箱のような印象を受けますが、どこか可愛らしくも感じますね。リフォームで専門の業者さんに頼むとなると、上記写真の「箱風呂」が一般的になっています。
木製浴槽で使われる木材は3種類
「ヒノキ」しか木製浴槽では使われていない、とか思っていましたが、実際は「3種類」から選ぶ事が可能となっています。
耐久性に優れているのが「高野槇(コウヤマキ)」で、「桧(ヒノキ)」、「椹(サワラ)」と続きます。
価格は市場によって左右されるので、一概には言えませんが、桧(ヒノキ)が一番お手頃で、「高野槇(コウヤマキ)」と椹(サワラ)」が同じくらいの価格帯になる事が多いようです。
高野槇(コウヤマキ)
「こうや まき」って人名にも使わせてそうな響きですが、和歌山県の「高野山」や、奈良県の県境にある「大台ケ原」に多く自生している事から、この名前が付けられたのだとか。
日本固有の樹木で、将棋盤などにも使われています。3種類の中では最も水に対する耐久性が高くて、湿気にも強いのが利点となります。
桧(ヒノキ)
奈良の「法隆寺」や「薬師寺」の塔を支えているのは「ヒノキ」で、建築材としては世界最高レベルと言われています。
アロマ高価のある香りも特徴の1つで、木風呂と言えば「ヒノキ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
椹(サワラ)
日本特産の針葉樹である「サワラ」は、上記の「ヒノキ」とは同属となり、形態的・遺伝的にもよく似ているとの事。
上記の「高野槇(コウヤマキ)」「桧(ヒノキ)」と同じく、湿気に強いのが利点で、よく風呂桶などにも利用されています。
香りが他の2種類より控えめとなりますので、匂いを抑えたい際は「椹(サワラ)」を選ぶ方も多いとの事。
木製浴槽のメリット「雰囲気が抜群に良い」「リラックス効果」
あまりにも大雑把すぎるメリットではありますが、木風呂に入浴する事が出来るのは「毎日、温泉旅館に来た気分」になったりと、他の浴槽では味わえない、特別な気分になる事間違いなしです。
そして木材から発生する、独特の香りや成分が、極上のリラックス効果を生み出してくれるのです。
ちょっとオーバーかもしれませんが、それだけ他の浴槽とは違う特別な存在って事ですね。
木製浴槽のデメリット「価格が高め」「お手入れが大変」
何となく分かってはいましたが、木製浴槽は「価格が高め」となります。
木材の種類やサイズ、業者によって価格は変わってきますが、リフォームで浴槽だけを交換するなら「30~100万以上」となります。
浴室全体をリフォームするとなると、桁が1つ上がって「200万~以上」となる事が多いようですね。
コーティング技術が発達してきているので、近年の木製浴槽は幾分かお手入れが楽になってきているようですが、天敵である「カビ防止」のために、毎日の掃除と乾燥は必須となります。
毎日のお手入れ方法について
1.柔らかいスポンジなどで、浴槽外側の石鹸カスなどをシャワーで洗い流す
2.浴槽のお湯を抜いて、内側をシャワーで洗い流す
3.浴槽内の水垢などを、タオルでしっかりと拭き取る
4.換気扇を使用する、もしくは窓を開けて、しっかりと乾燥させる
通常の浴槽と掃除方法が同じように見えますが、掃除用洗剤が使えないだけでなく、硬いブラシなどを使えないのですよ(キズが付きやすく、洗剤で木材を悪くしてしまうので)
ですので、丁寧に丁寧に優しく毎日お掃除をしてあげないと、7~8年程となる寿命が更に短くなってしまうのです。
他の浴槽についてはコチラ
「FRP浴槽」「人工(人造)大理石」「ホーロー浴槽」「ステンレス浴槽」についてのまとめ記事となります。
他の浴槽紹介記事のリンク記事となっていますので、もしよろしければ!
【まとめ】デメリットも大きいが魅力も大きい
お手入れは大変で価格が高めなだけでなく、耐用年数も他の浴槽と比べて短いのがデメリットとなりますが・・・
「ヒノキ風呂などに入った時の、あの香りが忘れられない」という声もあって、大変ではあるけど、「極上の癒し」を求める方も多いというわけです。
ここまで書いておいてなんですが、私のお家で採用するのは、かなり難しい(コスト的に)事は確かですが、お風呂に熱いこだわりがある方は、ぜひ検討してみてください!
さてさて、ここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/