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注文住宅の醍醐味の1つに、「住宅設備の決定」があります。
「システムバス」や「システムキッチン」などに目がいきがちですが、一家に1台(もしくは2台)、必ず必要になってくる「トイレの存在」も、忘れてはいけませんね。
我々夫婦は、大阪の住宅メーカー「泉北ホームのプレミアムパッケージ」で契約を行い、 標準装備となっている「TOTOのレオレスト AH1」か「LIXILのサティスS」どちらかを選ぶ形となりましたが・・
メーカーだけでなく、細かい仕様が違う2つのトイレに共通しているのは、「タンクレストイレ」という事です。
タンクレストイレとは、果たしてどういったモノなのか。
こちらの記事では、下記の「2点」をメインに書いています。
「タンクレストイレの概要」
「タンクレストイレのメリット・デメリットについて」
家づくりを検討されている方々の参考になれば幸いです!
タンクレストイレを選ぶ理由とメリット・デメリットとは?
冒頭で「忘れてはいけませんね」とか書いちゃってますが、トイレについて、家づくりの終盤まで、我が家ではそこまで重要視していませんでした(;^_^A
昨今の新築やマンションで、「和式トイレ」が設置されるケースは殆どないと思いますし、「洋式トイレなら、どのメーカーでも大差ない」とか考えていたのです。
ただ調べれば調べるほど、メーカーごとに特徴や強みがあって、「トイレって奥が深いんだなあ」と、思い直すようになりました。
タンクレストイレとは?概要と仕組みについて
従来の洋室トイレといえば、少々古めのお家、例えば実家や賃貸マンションなどは、下記写真のようなトイレが設置されている事が多いのではないでしょうか。
便器の後ろにタンクがあるのが、文字通り「タンク式トイレ」となります。
トイレの後ろにある四角いタンクに洗浄用の水を溜めこんで、備え付けのレバーを回す事により、タンクに溜まっている水を、便器に流し込むシステムとなっています。
では「タンクレストイレ」とは、どのようなトイレかというと・・
こちらも文字通り、後ろにある四角いタンクが無いトイレが「タンクレストイレ」となります。
タンク無しでどうやって水を流しているのか不思議で仕方ないですが、構造は意外とシンプル!水道の水圧で便器を洗浄する、「水道直結式」となっています。
「名は体を表す」とはこのことなんだなと、納得しちゃいましたね。
ちなみに日本初のタンクレストイレは、1993年に「TOTO」が発売した「ネオレスト」となります。
かれこれ20年程の歴史がありますが、昨今では新築の注文住宅や、リフォームの際に、タンクレストイレを設置する家庭が増えてきているのです。
タンクレストイレのメリット
タンクレストイレを自宅に設置する際のメリットは、大きく4つのメリットがあります。
「1.デザイン性に優れ、トイレ空間がスッキリする」
「2.掃除が比較的ラクになる 」
「3.節水高価が高く水道代を抑える」
「4.連続して洗浄が可能」
1.デザイン性に優れ、トイレ空間がスッキリする
タンクレストイレで最も分かりやすいメリットの1つが、「便器後方のタンクが付いていない」という事です。
タンク式トイレと比べて、奥行き10cm程、高さは30cm程もトイレの空間を広くする事が可能となります。
世界最小トイレと言われている「LIXILのサティスS」ですと、他社のタンクレストイレと比べて、奥行きが「5~6cm程」小さくなっているので、更にコンパクトとなっています。
トイレ自体が小さいと、上記の写真のようにインテリア性のあるトイレ空間にしやすいですし、限界まで狭くして、廊下や他の部屋を大きくしたりと・・
家全体の間取りにも影響を与えるのが、「タンクレストイレ」なのです。
2.掃除が比較的ラクになる
「全く掃除しなくても大丈夫!」というわけではないですが、タンクレストイレは、タンクが無い分、全体的に凹凸が少なく、便器自体も継ぎ目のないシンプルな形状になっています。
ホコリや汚れが全体的に溜まりにくいので、「タンク式トイレと比べて掃除がラク」になるのも、メリットの1つとなります。
3.節水高価が高く水道代を抑える
自宅で「年間、水を一番多く使っているのどこか?」と聞かれると、何となく「お風呂かな?」と思っていたのですが、実は「トイレが一番多く水を使っている」ようなのです。
従来のタンク式トイレでは、「年間使用洗浄水量は約13L」なのに対し、「タンクレストイレだと、約3Lまで減らす」事が可能となります。
金額で考えると、「年間約15,000円節約できる」というわけです。
4.連続して洗浄が可能
タンク式トイレでは、一度流した後ですと、タンク内に水が溜まるのを待たなければいけないので、2回目に流したい時に時間が掛かってしまっていました。
タンクレストイレは、水道に直接繋がっている「水道直結式」となりますので、好きなタイミングで連続して流す事が可能となっています。
タンクレストイレのデメリット
光りあれば影あり、メリットもあればデメリットもあるのが世の常ですね。
タンクレストイレのデメリットは、大きく下記の3つがあります。
1.手洗い場を別に設置しなければいけない
2.停電時に使いにくく、水圧が低いと設置不可
3.タンク式と比べると価格が高めや修理費用が高め
1.手洗い場を別に設置しなければいけない
タンク式トイレでは、タンクの上で手を洗ったりする事が可能でした。
タンクレストイレではタンクが付いていないので、手洗いカウンターなどを別に用意する必要があります。
それはそれで、各メーカーごとにオシャレな手洗カウンターが標準になっていたり、色々なタイプを選べたりするので、人によってはメリットになるかもしれませんね。
2.停電時に使いにくく、水圧が低いと設置不可
「水道直結式」とはなりますが、電気を使用してパルプを開閉するので、「停電時には使用不可」となってしまうのです。
ですので、災害時などにはバケツに汲んだ水で流してやる必要があるのです。
この点は、各メーカーごとに対策が行われているようで、例えば「TOTOのレオレスト AH1」では、便器裏のスイッチ1つで内蔵してある電池に切り替え可能で、水されあれば流せる仕様となっています。
それでも突然の緊急時に、そういった仕様をいちいち覚えていられるか分からないので、結局慌ててしまいそうですね(;^_^A
また、新築では殆ど心配は無いとは思いますが、リフォームの際などに、水圧が低いと水の流れば悪くなったりと、設置が困難になるケースもあるようです。
3.タンク式トイレと比べると価格や修理費用が高め
ピンからキリまであるので一概には言えませんが、総合的に見て「タンク式トイレと比べて、タンクレストイレは価格が高め」となります。
我々夫婦が選んだ大阪の住宅メーカー、「泉北ホーム」のプレミアムパッケージでは、タンクレストイレが標準となっていますが、住宅メーカーによってはオプション扱いとなり、タンクレストイレに変更の際は、追加の費用が発生する事が考えられますね。
また故障の際は、故障の際はタンク式トイレと比べて、高額になってしまうケースが多いようです。
まとめ オシャレで快適なタンクレストイレは魅力的
メリット | デザイン性に優れ、トイレ空間がスッキリする |
---|---|
掃除が比較的ラク | |
節水高価が高く水道代を抑える | |
連続して洗浄が可能 | |
デメリット | 手洗い場を別に設置しなければいけない |
停電時に使いにくく、水圧が低いと設置不可 | |
タンク式と比べると価格が高めや修理費用が高め |
デザイン性や節水力に優れ、お掃除も行いやすく、日に日に人気が高まっているタンクレストイレ。
デメリットの部分も無視できない点も多く、総合的に見て、タンク式トイレの方が使いやすいという方も多いようですね。
我が家では、1階にタンクレストイレを、2階にタンク式トイレを設置する予定ですので、お家が建った際には、それぞれの使い勝手も記事に出来たらなと、考えています。
皆さまも是非、各家庭に合ったトイレをチョイスしてみてくださいね。
さてさて、ここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/